考える時間と作業する時間のカラー分け

 最も有意義な時間活用術を身に付けるには、考える時間と作業する時間を切り離し、作業スペースにいる時は極力作業だけに費やせるよう日々準備を重ねるべきです。作業をしている間に考える必要があると必ずと言っていいほど手が止まってしまい、作業効率がガクンと落ちてしまいます。

 まずは普段行っているToDoリストを全て書き出し、作業タスクと思考タスクを切り分けることから始めましょう。作業タスクは作業スペースに居る時に、思考タスクはなるべく移動中など他に作業ができないタイミングで行うと、時間の効率化が図れます。もちろん限界はありますが、それでも自宅や仕事場に戻った時にすぐに作業に移行できる準備をしておくだけで、作業に費やす時間を大幅に減らせます。

 次に、作業スペース作りも徹底しましょう。効率化を図る上では欠かせない事項です。子供の頃、帰ってきて宿題をやろうと思っていてもカバンから教科書を出すのが面倒で結局手つかず、という苦い経験もあるかと思います。この解決法は、机についたら1秒で作業が始められるスペースを作ることです。専用のPCとソフトが立ち上がっており、キーを押せばすぐにスリープが解除される状態を作りましょう。絵画なら絵筆や鉛筆、画具や画材が広げられていて、いつでも始められるようにしておくことが必須です。

 そして、極力物を減らすということも大切になります。一見矛盾するようですが、作業スペースには作業に必要なものしか置かないようにして、集中力がそがれるものは極力撤廃するべきです。持ち物を極力減らすことで、普段忘れ物や失せものを探す時間がカットできるのも大きな収穫になります。

 ToDoリストの書き出しからその後のタスク管理についてのさらに詳しい情報や、そのほかの有効な時間活用術…ライフハック活用術